導入事例
遠隔接客サービス「RURA」がロッカーと併用で店舗無人化へ。衣服仕立て直し店「Coatolie」に導入
衣服の仕立て直し店「Coatolie」
AIM株式会社
受付のリモート化により多様な働き方を実現
遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」を開発・提供するタイムリープ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:望月亮輔、以下「タイムリープ」)は、AIM(エイム)株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役:大山愛美、以下「AIM」)が運営する衣服の仕立て直し店「Coatolie」3店舗にRURAが導入、4月より本格運用が開始されたことをお知らせいたします。この導入により、一部時間帯の無人化が実現しました。
RURAご導入の背景
AIMは衣服の仕立て直し店を経営しているだけでなく、伝統的な専門技術をeラーニングで学べる教育システムも手がけています。また、これらを活用してリカレント教育を行い、技術取得による収入機会や就労機会の創出へと繋げる活動も行っています。「お直し」という選択肢が世の中にとってもっと身近になるように、そして技術を習得した縫製士の活躍の場が増えるようにと考え、新しい店舗を積極的に増やしていく計画でしたが、新規出店をするための人手が不足していることが課題でした。
その課題を解決するために、ロッカーによる衣服の受け渡しと遠隔接客による一部時間帯の店舗無人化に行き着き、RURAをご導入いただきました。
RURA活用の詳細
設置場所
・Coatolieイオン錦店(熊本県球磨郡錦町)
・Coatolieイオン大津店(熊本県菊池郡大津町)
・リフォーム工房Coatolie宇城店(熊本県宇城市小川町)
無人時間帯について
10:00~15:00や10:00~17:00はスタッフが店頭にて縫製作業や受付を行なっていますが、それ以外の時間はRURAを用いて遠隔地から受付をすることで、店頭の無人化を実施しています。
スタッフが店頭に常駐する時間を短くすることで、例えば子育て中の方でも時短勤務で働きやすい環境を、そしてスタッフがいない時間帯でもお客様からお直しを受け付けられる環境を作っています。
無人時間帯のご来店の流れ
1) 店頭には、RURA、伝票、衣服受け渡し用のロッカーが設置されています。
2) 受付カウンターに置かれたRURAから、お客様のお直しの要望をヒアリング
3) 相談内容をもとに、お客様ご自身で伝票を記入
4) RURAの手元カメラを用いて、伝票内容を相互に確認する
5) お客様がお直しする衣服を、ご自身で鍵付きのロッカーに預ける
6) 店頭にスタッフがいる時間にロッカーから衣服を回収
7) お直しをしたあと、お客様に引き渡しを行う(スタッフからの手渡しとロッカーによる受け渡しから好きな方を選ぶ)
RURA導入によるメリット
人手不足の解消
店頭にRURAを設置してお直し相談を遠隔地から対応できるようにすることで、最少人数で複数拠点の運営が実現し、スピード感を持って新しい店舗を展開することが可能となりました。また、無人の時間帯を設けたことにより、フルタイムでは働くのが難しかった方からの応募が増え、人手不足という課題の解消に繋がりました。
専門知識を持つ人材の活用
例えば靴や鞄などのお直しの相談に来られた場合、従来なら店頭に専門知識を持ったスタッフがいない時は再度お越しいただくしかありませんでした。しかしRURAがあれば別の場所にいるスタッフにつなぐことができるため、多様なご相談に対応ができ、お直しを受け付けられる種類の幅が広がります。
顧客体験の向上とスタッフの働きやすさの両立
店舗スタッフのシフトに左右されず、遅い時間でも受付やお直し後の受け取りができるため、お客様はご自身のライフスタイルに合わせてご利用いただけます。また、スタッフにとっても、接客が苦手な方には縫製に集中してもらうなど、適材適所の人員配置が可能です。お客様とスタッフのどちらか一方ではなく、双方にとって「いいこと」が実現できます。
AIM代表取締役・大山愛美様のコメント
AIMは「Sewing Society Together」をコンセプトに掲げています。お直しという仕事を通して、衣服に込められた思いをつなぐ。それが途切れないように、技術を次の世代につないでいく。そして、伝統技術を通して世界の環境問題や貧困問題の解決につなげていくという想いを込めています。
それを実現していくためにはお直しをより身近なものにしていく必要があり、スピーディに新店を展開するために今回RURAを導入しました。店舗に人を配置しなくてもお直しのご相談に乗ることができるとわかったので、今後は完全無人の店舗を更に展開していきたいと考えています。
例えば半径数km圏内に無人店舗をいくつか作り、ロッカーに預けられた衣服をスタッフが回収して、別の作業拠点に集めてお直しの作業を実施する体制を構築できれば、クリーニング屋さんのような手軽さで誰でも簡単にお直しをお願いできるようになる。それを、RURAを活用して実現していきたいと考えています。
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