インドアゴルフでも、実際のラウンドさながらのプレーを楽しめる”シミュレーションゴルフ”を展開する「アースアカデミー」。優秀なゴルフコーチが、RURAで各拠点や各店舗の打席をリモートで飛び回りながらレッスンをするという新しい活用をして頂いています。

はじめにアースアカデミー様の事業内容と鈴木様の現在の役割を教えていただいても良いでしょうか？

鈴木様：
弊社では、インドアゴルフスクール「EGAi（イ・ジー・エー・アイ）ゴルフスタジオ」を全国に展開しています。これまでに9店舗にRURAを導入しており、リモートのゴルフレッスンを提供しています。

株式会社アースアカデミー　課長（Aiゴルフ/トライアスロン)　鈴木 雅仁様

その中で私は新規事業推進を担当していまして、AIや最新技術を活用したインドアゴルフの店舗作りに取り組んでいます。

リアルを超えた体験ができている

店舗にてお客様がRURAを利用するまでの流れについて教えていただけますか？

鈴木様：
お客様には事前にウェブで店舗を予約いただきまして、時間になったら店舗の打席前までお越しいただきます。

店舗の打席にはRURAと、ゴルフシミュレーター（ゴルフスイングと弾道のデータを取得してAIによって解析するシステム）を設置しており、それらを使いながらお客様がゴルフの練習やラウンドを楽しむことができます。

お客様自身でスイングや弾道のデータを見ながらゴルフの上達を目指すことができますし、ゴルフコーチが自宅からリモートで指導することもできるようになっています。

リモートのゴルフレッスンは業界でも新しい取り組みだと思うのですが、導入前の課題感や、そこからRURAの導入に至った経緯を教えていただけますか？

鈴木様：
弊社では、ゴルフコーチが現場で指導するインドアゴルフ店舗を30店舗ほど展開してきましたが、店舗の大きさや打席数が限られ、さらに新店舗オープンのスピードに合わせてゴルフコーチを採用していくことが難しいという課題がありました。また、ピークタイムとアイドルタイムがあり、リモートレッスンで効率良くシフトを回すことが出来ないかと考えていました。

そんな中でRURAを知り、「これを使えばゴルフコーチが現場にいなくても、リモートでレッスンできるかもしれない」と感じて導入を検討しました。

導入を決める前に、2週間の試験運用を実施して、ゴルフスイングを捉えられるほど画質が高いことに加えて、リモートのゴルフレッスンがお客様に満足いただける水準であることを実感したため、導入を決めました。

実際に遠隔接客を取り入れてみての手応えはいかがでしょうか？

鈴木様：
これは弊社代表の阿部も言っていることですが、既にリアルを超えた体験ができていると思います。

複数のカメラとRURAを接続することで、さまざまな角度からスイングを検証することができるので、肉眼で見えない部分まで見ることができます。実際、現地で直接教えるよりも質の高いコーチングができています。

また、優秀なコーチがお客様にレッスンできるのも良いですね。ゴルフが上達するために、どんな人から指導してもらうかというのはとても大事です。

地方で暮らす人々が、大好きなゴルフを仕事にする

ゴルフレッスンに遠隔接客を取り入れることに対して、コーチの反応はいかがでしたか。

鈴木様：
正直な話、最初は誰もやったことがないということもあり、難しいだろうという意見しか有ませんでした。笑　
そりゃそうですよね。誰もやったことありませんからね。笑

ただ、実際にお客様へリモートでゴルフレッスンをしてみると、徐々に良い反応が返ってくるようになっていきました。そういう経験をすることで、次第にポジティブな意見が増えてきましたね。最近の会議だと「こういうことをした方が良い」「こういうデータだとこう指導した方が良い」という意見が活発に出ています。

ちなみに、今はお客様に「ゴルフの成長だけを押し付けない」というのをコンセプトにしています。成長・成果が出るのが正しいと勘違いしがちなところではあるんですが、お客様はライフスタイルの中で、楽しくゴルフをしたい。ご年配の方は健康目的で、家からゴルフスタジオまで毎日8000歩の往復＋60分ゴルフをするのが日課という方もいらっしゃるので。

お客様からも「相談したいときだけ話を聞けるのが良い」「リモートだとさまざまなコーチから幅広い意見を聞けることも良い」というお声をいただいており、満足いただいているようです。

遠隔コーチはどういった方が多いんですか。

地方の方、特に地方に住んでいて生活を変えたいという方が多いですね。

例えば、栃木や千葉の房総半島に住んでいる方、長野のスキー場で働いていた方、ご家庭にハンディキャップを抱えられていた方、様々な事情でこれまで働きたくても働けなかった方がリモートゴルフレッスンで働きたいという想いで集まりましたね。

今は、それぞれの自宅からリモートでレッスンをしてもらっています。

RURAは「なくてはならないもの」

これまでのタイムリープのサポート体制についてはどう感じていますか？

鈴木様：
私は何社かお取引先がありますが、タイムリープの対応力はずば抜けて一位だと思います。改善スピードの速さもさることながら、メンバーが皆、他人ごとじゃなくても自分ごとで仕事に取り組んでいただいていると感じます。

末端のCSの方々の対応は迅速で直ぐに対応していただけるのは本当に凄いと思います。

先日もRURAと関係ない部分で業務改善の提案をしてくれたりしたんですね。
「こういうのがあるんですよ」とサラッと言ってくれて、実際にそれを使ってゴルフスタジオ自体の業務が改善されたりしてます。自分たちの製品の枠を超えてサポートしていただけるのはすごく有り難かったですね。

最後に、RURAに対して今後期待していただいていることをお伺いしてもよろしいでしょうか。

鈴木様：
すでにRURAは「なくてはならないもの」になっています。

なので、RURAのこれからの進化にも期待していますし、会社のミッションである「スポーツを身近に」というところを達成できるように、これからも一緒に成功を目指していただけるとありがたいです。