導入事例
遠隔接客サービス「RURA」がスルガ銀行初のキャッシュレス店舗に導入、本部スタッフによる幅広い相談を提供。
スルガ銀行
スルガ銀行株式会社
DXによって店舗スタッフの業務負担の削減と、お客さまの利便性向上の両立へ
遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」を開発・提供するタイムリープ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:望月亮輔、以下「タイムリープ」)は、静岡県と神奈川県を中心に事業を展開する地方銀行であるスルガ銀行株式会社(以下スルガ銀行)初のキャッシュレス店舗である沼津駅支店に、RURAが導入されたことをお知らせいたします。
RURAの導入により、お客様のご相談内容に適した本部のスタッフが接客をすることが可能となるため、幅の広いサービスの提供を実現できます。
RURAご導入の背景
スルガ銀行では2019年より、中期経営計画Re:Start 2025のもと、「あってよかった、出会えてよかった、と思われる存在でありたい。」という企業理念の実現に向けて、お客さまの視点に立ったサービスの提供に取り組んでこられました。2023年4月に発表した”中期経営計画 Re:Start2025 Phase2”では、限られた人的リソースのなかでお客さまとの接点を最大化させるため「拠点ネットワーク再編」を掲げ、「バックオフィス業務の本部集中、ハブ・サテライト体制の確立」と「本部・店舗機能・ネットワークの最適化の加速」を施策とされています。
そしてそのための取り組みの一環として、「遠隔接客システムを導入し、本部スタッフによる専門性の高い相談を提供」が計画されていました。
・店頭のスタッフの業務負担を減らすこと
・お客さまの相談内容に合わせたスタッフが対応することで、幅の広い相談を提供できるようにすること
・複数店舗に対して効率的に、専門性を持った本部スタッフがご相談に対応できるようにすること
などを実現するため遠隔接客システムを検討し、2023年6月からキャッシュレス店舗(沼津駅支店)にてRURAの本格稼働を開始しました。
RURAご導入のポイント
今回遠隔接客システムを検討するにあたって、「リモートで話ができる、接客ができる」ということだけでなく、遠隔地にいる本部スタッフで効率的に複数の店舗を接客することを想定してご検討いただき、特に以下の2点を評価してRURAのご導入を決めていただきました。
RURAを活用して店頭でのご相談を本部の専門性を持ったスタッフがお受けできる体制を作ることで、店舗スタッフの負担を減らすと同時に、各店舗の接客の質を揃えて底上げしていくことを目指していきます。
1. 待機画面でスタッフ同士の会話が可能であること
RURAでは、お客さまの接客に入っていないスタッフが「待機画面」という同じ空間で待機し、待機中のスタッフ同士は音声通話でコミュニケーションをとることができます。
スルガ銀行では今後、複数の店舗からのご相談を本部で集約する体制を確立する計画であるため、まるで同じ店舗のバックヤードにいるようにリアルタイムで情報連携や指示出しが可能であるこの機能を高く評価していただきました
2. 各店舗の特徴やオペレーションをメモできる機能
RURAでは、接客先の店舗の施設情報やオペレーションなどをあらかじめ接客画面上に設定しておくことができる「メモ機能」があります。各店舗の情報をRURAの画面上ですぐに確認することができるため、今後の複数店舗での運用を考えて、このメモ機能を評価していただきました。
詳細
設置場所
スルガ銀行沼津駅支店(キャッシュレス店舗)応接ブース
使用方法
1. 入店されたお客さまが店内の発券機でご用件を選択
2. スタッフへのご相談を選択されたお客さまを、RURAが設置してある応接ブースへご案内
3. 本部にいる接客スタッフがRURAでご対応、お客さまのご用件をヒアリング
4.ご用件によって、他に詳しいスタッフがいる場合は交代
5. お客さまのニーズに合わせたスタッフが、RURAでご相談に対応
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