観光案内所に初導入 無人の観光案内所を実現

導入事例

観光案内所に初導入 無人の観光案内所を実現

観光案内所に初導入 無人の観光案内所を実現

竹田市観光ツーリズム協会

遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」を開発・提供するタイムリープ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:望月亮輔、以下「タイムリープ」)は、竹田市観光ツーリズム協会(本部:大分県竹田市大字会々2250番地1、会長:工藤厚憲、以下「竹田市観光ツーリズム」)にRURAが導入、9月1日より本格運用が開始されたことをお知らせいたします。RURAを活用して無人の「オンライン観光案内所」を開始したことにより、竹田市内の観光案内所や案内サービスを提供する施設を4ヶ所から6ヶ所へと増設することができました。



長らく続く新型コロナウイルスの影響により、観光業界は深刻な打撃を受けています。国内旅行需要だけでなく、消費を牽引していた訪日外客数も減少ことにより、2019年には21兆9,312億円であった旅行・観光消費額が、2021年には58.4%減の9兆1,215億円と、大きく落ち込んでいます。※1
しかし、2022年3月以降の段階的な入国者数上限の引き上げ、そして9月7日に緩和された水際対策などの方針からインバウンド需要の回復が見込まれ、従業員への英語の研修を再開させる観光事業者も見られるようになってきました。
今後は、感染症対策と社会経済活動を両立していくための取り組みが、より一層重要となっていきます。
※1出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」
 

ご導入の背景

今回RURAを導入していただいた竹田市観光ツーリズムでは、3つの点で「オンライン観光案内所」の開設を検討していました。

感染症対策

安心してお客様に利用していただけるように、非接触でも観光案内ができるようにする

案内所の増設 

観光エリア間で回遊をうむために、竹田市内の各観光エリアの情報を案内できる拠点を増設する

効率的な運営

遠隔地から案内をできるようにすることで、今いるスタッフの力を最大限に活用し、効率的に案内所の運営をする

久住高原は竹田市のなかで元々観光客が多いエリアでしたが、そこから荻や竹田市街地といった別のエリアまで足を伸ばして回遊してもらうことが少なく、偏りが発生していました。「各エリアに魅力的な観光資源はあるものの、その情報を知ってもらえていない」ことが課題だったので、遠隔地から複数の拠点にオンラインで接客ができる形を実現する「オンライン観光案内所」を検討。
ツールを探す中で、「少人数で複数拠点の接客が可能」「画面共有や資料をうつしながらの案内が可能」などの機能がオンライン観光案内所の構想とマッチしたため、RURAの導入を決めていただきました。
 

取り組みの詳細

概要

・サービス設置日:2022年6月1日
・本格運用開始日:2022年9月1日
・導入箇所:
1)ガンジー牧場(対応時間 9:00~17:00)
2)荻の里温泉(対応時間 10:00~17:00)

竹田市の中でも来客の多い観光施設「ガンジー牧場(久住高原)」と、これまで観光案内所の無かった竹田市の荻地区にある「荻の里温泉(荻町)」の2ヶ所にRURAを設置することで、無人のオンライン観光案内所として観光案内所を増設。オンライン観光案内所にいらっしゃったお客様に、竹田市観光ツーリズムの事務局にいるスタッフが必要に応じてリモートで観光案内を実施いたします。

スタッフからのお声かけとお客様からの呼び出しの両方に対応

RURAの待機画面を通して、2ヶ所のオンライン観光案内所の様子を同時にモニタリングすることができます。そして、RURAの前にお客様が来たらセンサーで検知してスタッフに通知されるので、来客に気がついたスタッフからお声かけをすることができます。
また、案内所のモニターの横には呼び出しボタンも設置してあるため、お客様側からスタッフを呼び出すことも可能です。

画面や資料を共有しながらご案内が可能

接客時には、あらかじめ登録しておいた資料などの画像や、スタッフ側のパソコン画面をお客様側のモニターに共有することができるので、地図や観光施設の資料を写しながら詳しい説明をすることができます。

待機画面でスタッフ同士がコミュニケーションを取れる

お客様が来るまで待機している画面では、RURAを設置している複数箇所のモニタリングができる他に、待機画面にログインしているスタッフ同士で音声会話をすることもできます。竹田市観光ツーリズムでも、本部や支部といった別の場所からRURAにログインしているスタッフ同士が、待機画面上で気軽に事務連絡などのコミュニケーションをとっています。

導入によって得られたこと

RURAを導入したことで、事務局からリモートで案内をするという効率的な体制を作ることができ、スタッフを新規採用することなく案内所を増設。これにより、竹田市内の観光案内施設は4ヶ所から6ヶ所となりました。
「例えば久住高原のガンジー牧場にいらっしゃった方にオンライン観光案内所で竹田市全域の観光情報を案内することで、別の地区にも回遊してもらったり、もしくはその時にはいけなくても『次はあそこに行こう、また来よう』とリピーターになってもらえればと思っています。まだ諸課題はあるものの、うまく運用できるようになれば、竹田市内の他の観光地にもオンライン観光案内所を増やしていけたら面白い、と考えています。」(竹田市観光ツーリズム協会 仲村俊郁事務局長)

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