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遠隔接客RURAのタイムリープ、セーフィーからの資金調達を実施

連携を強化し、店舗DX・省人店舗化を加速

遠隔接客サービス「RURA」を提供するタイムリープ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:望月亮輔、以下「タイムリープ」)は、クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長 CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)より、セーフィーのCVCであるセーフィーベンチャーズ株式会社を通じて資金調達を実施しました。

この度の資金調達を通じてRURAとセーフィーの連携を強化し、店舗の省人化や接客品質向上などの顧客課題の解決を目指していきます。

資金調達の背景

パーソル総合研究所によると2030年には644万人の人手不足に直面するといわれており、サービス業においてはおよそ400万人の人手が不足するとされています(※2)。
テクノロジーの活用やオペレーションの見直しによって、今より少ない働き手で成り立つような仕組みが求められていく中、レジなどのセルフ化や省人店舗・無人店舗のニーズは年々高まってきています。

タイムリープが提供するRURAは、遠隔地にいるスタッフが店頭に置いてあるモニター越しに、来店されたお客様へ接客をすることができるシステムです。最少人数で最大店舗数の接客ができるという点に特長があり、導入企業の中には3名で約70店舗の接客を行っている例もあります。
人手不足を背景に、導入店舗数は増え続け、2023年6月には累計接客回数が100万回を突破いたしました。

セーフィーは「映像から未来をつくる」をビジョンとし、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie(セーフィー)」の開発、運営を行っており、映像データであらゆる産業の現場DXを推進しています。小売・飲食業界での慢性的な人材不足の状況を受け、店舗の省人化やオペレーションの改善にも寄与してきました。

店舗の省人化・効率化を実現するオペレーションを組み上げるためには、サービス単体ではなく、複数のサービスが連携をすることが重要です。RURAを導入することでリモートセンターなどの別拠点から複数拠点の接客を実施することが可能になりますが、一方で防犯カメラの映像を現地でしか見ることができないといった状況下では、店舗運営に支障をきたす可能性があります。また、遠隔接客では視野角に制限があることから、現地での接客に比べて少ない情報量の中で接客を行なう必要があり、それが接客の質に影響を与えてしまうシーンも少なくありません。そこでSafieを併せて設置することにより、リアルタイムに複数視点の映像を見ながら接客することができ、繁忙状況やお客様の不安に寄り添った丁寧な接客が可能になります。

過去にも顧客へのサービス提供をおこなう中で両社間で協力する場面があり、この関係性をより強固にすることが顧客への提供価値を最大化することに繋がると考え、セーフィーよりご出資いただくこととなりました。

今後の展開

本出資を通じて、両社が培ってきた店舗業態における知見を駆使した協業を進めてまいります。

両社のサービスを融合することで、例えばRURA上で同一店舗内に置かれたSafieのカメラ映像が確認できるようになる他、エッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」の人物検知やエリア検知を通じて、店舗内の顧客動向を取得することで、店舗の効率化や人員配置の最適化を可能にします。
これらを始めとした「映像×遠隔接客」という独自の提供価値を創出することで、店舗の省人化や接客品質向上などの顧客課題の解決に取り組んでいきます。

セーフィー代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平氏からのコメント

3年半前に望月さんとお会いした際、ちょうどエッジAIカメラ「Safie One」を開発を行い、小売業や店舗の未来について考えているタイミングでした。その時、「RURA」によってどこからでも接客ができる時代が来たというお話を聞き、深い感銘を受けました。
セーフィーとRURAが一緒になることで、人手不足に悩む小売業のお客様に価値を提供し、映像から未来をつくるというビジョンを共有し、共に実現していけると思い出資させていただきました。店舗の省人化や接客品質向上など、顧客課題の解決に取り組む未来にご期待ください。

タイムリープ代表取締役 望月 亮輔

佐渡島さんとは、3年ほど前、まだ私たちがRURAの提供を開始したばかりの頃に初めてお会いしました。当時はまだ導入もほとんど進んでいない中でしたが、佐渡島さんがRURAのコンセプトに対して共感を示してくださったことが、私や会社に大きな自信を与えてくださいました。以降たびたびタイムリープを支援してくださるようになり、セーフィー社の社員の皆様とも関わる機会が増えていく中で、佐渡島さんを初めとした皆様の顧客に対する誠実さや事業を楽しむ姿勢に触れ、より密に事業を進めていきたいという思いが強くなりました。

この度の資金調達を通じてセーフィー社との連携を強化することで、日本が抱える「人手不足」という大きな課題を解決していけるよう、より一層邁進して参ります。


(*1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2022)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(56.4%)
(*2)パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」https://rc.persol-group.co.jp/roudou2030/

「RURA」とは


インターネットを通じて店舗の接客を遠隔地から行なうことができるサービスです。対応スタッフが画面に表示される対面接客や、アバターを通しての接客などを選択できます。少人数で多拠点の接客ができる点に大きな特長があり、約30店舗の受付を3名で実施している例もございます。
接客の一部を自宅など遠隔地から行うことで、新型コロナウイルスへの感染対策はもちろんのこと、店舗運営の効率化や、接客業における新しい働き方の実現が可能となります。
・RURAの詳細:https://timeleap-rura.com/

タイムリープ株式会社について

タイムリープ株式会社は、「最も大切なことに時間を使える世の中を実現する」をビジョンに掲げ、インターネット越しに店舗の接客を行うことができる遠隔接客サービス「RURA」を提供しています。接客の一部を遠隔で集約することで、新型コロナウイルスへの感染対策はもちろんのこと、店舗運営の効率化や、接客業における新しい働き方の実現が可能となります。
【会社概要】
社 名:タイムリープ株式会社
設 立:2019年6月3日
資本金 : 4億3,191万8千円(資本準備金含む)
所在地:東京都千代田区岩本町1-9-1 アイアンビルヂング3F
事業内容:遠隔接客サービス「RURA」の開発・提供

クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは

Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

映像から未来をつくる
【セーフィー株式会社の会社概要】 
所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
設 立 2014年10月
資 本 金 54.8億円
代 表 者 佐渡島 隆平
事業内容 クラウド録画・映像管理プラットフォーム『Safie(セーフィー)』の運営
サービスサイトU R L https://safie.jp/
コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/
採用ページ https://safie.co.jp/teams

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